恐ろしい夢
「恐ろしい夢」
☆
デパートのようなところで買い物をしていたら、メスをふりまわしている殺人鬼に遭遇してしまう夢を見た。見てしまった。
あれよあれよというまに、そこのフロアは血の海と化していた。
私は必死で階段を降り逃げた。
別の階のフロアに着くと、そこで天井を指差しながら大声で叫んだ。
「大変です。う、上で人がたくさん殺されています、誰か誰か、上に行って殺人鬼を止めてください。絶対一人で行ってはいけません。なるべくたくさんなるべくたくさんでまとまって行って、止めてください。」
私の呼びかけを聞いて、いったい何人の人が、あの恐ろしいことが起きている現場に向かったのかはわからない。
とにかく私はそれからも階段を降り続けて、下の階下の階へと向かっていた。
続く